トイレがスマホで詰まった時の対処法
ここでは、トイレの中にスマホを落としてしまって詰まらせた場合の対処法を紹介しています。水を流す前に気付いた場合、水を流した後に気付いた場合の対処法などケースごとに詳しく説明している他、落としたスマホをどうすれば良いのか、なぜスマホを落としてしまうのか、自分で解決できない場合はどのような業者にお願いすればよいのか、費用はいくらぐらい必要なのか、なども合わせて紹介。スマホを流して困っている人は、参考にしてみて下さい。
スマホをトイレに落とした場合の対処法
トイレにうっかりものを落としてしまったという経験をしたことがある人もいるかと思いますが、多いのがスマホを落としてしまうというケース。スマホをトイレに落としてしまうと、とても焦ってしまいますよね。今回は、そんな時に役立つ対処法をご紹介。落とした時にやるべきことや、逆にやってはいけないこと、落としてしまったスマホをどうすればよいのか、業者にお願いしたらどれくらいの費用がかかるのかなどがわかるので、万が一の場合の参考にしてみて下さい。
なぜスマホがトイレに落ちてしまうのか
まず初めに、なぜスマホをトイレに落としてしまうのでしょうか。マイナビウーマンが行ったアンケート調査【調査日時:2016年10月12日~10月13日、調査人数:386人(22歳~34歳の男女)】によると、トイレに落としたことのあるものランキングで多いのが、スマートフォン。続いて、ボールペン、名刺入れなどが上位に入っています。これらに共通しているのは、胸のポケットに入れることが多いということ。これは、トイレで用を足し終わった後、便器の水を流す時に前かがみになってうっかり落としてしまうケースが多いからです。同様の理由で、後で手を洗った時に使うハンカチを口にはさんでいて、落としてしまったというのも多く見受けられます。
これらの中でもスマホが多いというのは、用を足している最中に操作をする人が多いからです。食事の途中や仕事中などスマホを確認できない時、トイレに入って便座に座り、スマホのチェックをするという人はかなり多いと思います。そんな時、ついうっかり手を滑らせて便器の中にスマホを落としてしまうのです。
自分のスマホと使っているトイレを連動させてウォシュレットの洗浄位置や水量の調整ができる機種が販売されているので、今後、スマホをトイレに落としてしまうケースは増えてしまうかも知れません。
※参照元:マイナビウーマン:https://woman.mynavi.jp/article/161022-281/
気づいた時にまずやることとやってはいけないこと
最初にやるべきこと
便器にスマホを落としてしまったら、まずは止水栓を閉めましょう。理由は、これ以上、スマホが便器の奥に流れてしまうのを防ぐのと、スマホが水に浸かるのを最小限に食い止めるためです。トイレの止水栓は、マイナス型のくぼみがあるタイプのものが一般的なので、マイナスドライバーを使って栓をしましょう。もしない場合は、小銭などでもまわすことができるので挑戦してみて下さい。
次にトイレの水を流した後にスマホを落としたことに気付いた場合は、便器内の水をくみ取りましょう。できるだけ早くすることでスマホの水没状態からより守ることができます。灯油用のポンプを使うと簡単ですが、もしない時は、使った後すぐに処分することが出来る牛乳パックなどが便利です。
やってはいけないこと
スマホを取り出す時に絶対してはいけないことは、ラバーカップやワイヤーブラシ、パイプクリーナーといった道具を使うことです。ラバーカップは、便器の中にある水とカップ内の空気を利用し、本来、便器に流しても良いものが溶けきれずに詰まったものを解消するための道具です。ですので、トイレに流すべきものでないスマホをいくらラバーカップで取り出そうとしても取り出すことはできません。かえって便器に傷をつけてしまうだけになってしまうので、絶対に使用しないようにしましょう。また、ワイヤーブラシやパイプクリーナーも同様で、詰まっているスマホを今よりも奥へと追いやってしまう可能性が高くなります。ですでの、これらの道具も使わないようにしましょう。
スマートフォンを落としてしまった場合の対処法
では、スマホをトイレに落としてしまった時にはどうすれば良いのでしょうか。
水を流す時に落とした場合
用を足した後、水を流す前にスマホを落としてしまった場合は、そのまま水を流す前にスマホを取り出しましょう。尿や便が付いたスマホをそのまま取り上げるのは抵抗があるため「スマホをこのままにして水を流しても、サイズ的にスマホが流れて行くことはないだろうから、一度、排泄物を水で流してから取り出そう」と考える人が多くいるようです。しかし、スマホが便器に詰まってしまう最大の理由がこのケース。汚れてしまったスマホを触りたくないという気持ちはよくわかりますが、ここは割り切ってまずはスマホを取り出してください。そのまま水を流してしまうと手は汚れませんが、その後に大きな労力や費用が必要になってしまう可能性が高くなるので、便器の水を流すのは絶対にNGです。
気づかずに落とした場合
次に、ズボンのポケットなどにスマホを入れていて、気づかないうちにトイレに落としてしまった場合。この場合は、水を流してから異変に気付くことが多いと思います。その場合は、先ほど説明したように、まずは便器内の水をくみ取って、その後、ゴム手袋を付けてからどこにスマホが詰まってしまったのか確認してみましょう。手で確認できる位置にあれば、比較的、手前で詰まっているので、自分で取り出せるようだったら引っ張り出してみて下さい。もしゴム手袋がない場合は、柔らかい棒などを使って位置を確認してみましょう。硬い棒を使うと、位置を探っている時に、奥の方へ入っていってしまう可能性があるので、柔らかい棒を使うのがおすすめです。もし、ゴム手袋でスマホの位置が確認できない場合は、便器の奥の方、もしくは排水管まで流れてしまっている可能性があります。こうなってしまうと自分で取り出すのは、ほぼ不可能。専門の水道業者に相談するのがおすすめです。
落としてしまったスマホの応急処置法
次は落としてしまったスマホに対する応急処置法を紹介します。
落とした時にしてしまいがちだけど絶対してはいけないことの代表例は、電源が入るかどうかの確認。スマホの中にあるデータが無事かどうか気になって、ほとんどの人がしてしまうのではないでしょうか。しかし、水浸しになったスマホの電源を入れてしまうと、電源回路に水分が含まれている場合にショートしてしまい、より被害が拡大してしまう可能性があります。スマホが無事かどうかは大変、気になりますが、電源は必ず切ったままにしておきましょう。
またスマホを振って乾かすのもNGです。本体を乾かすこと自体は間違ってはいませんが、本体を振ってしまうと、水で濡れていなかった部分にまで水が入ってしまうことが考えられます。ですので、取り上げたスマホは振らないように注意しましょう。スマホを乾かす場合は、スマホケースなどのカバー類を外し、SIMカードを取り出してティッシュで包んでおくのがおすすめです。
業者に依頼する場合の業者の選び方
ゴム手袋をして手を便器の中に突っ込んでみて、スマホがどこにあるか分からなかったり、確認できても自分で取り出すのが難しそうだったら専門の水道業者に修理をお願いしなければなりません。水道業者に違いはあるのでしょうか。また、どのような点に注意して水道業者を選べばよいかを紹介していきます。
まず水道業者への連絡方法は、基本的に電話で専用のコールセンターに電話をするのがおすすめです。中には、会社のサイトからメールで連絡をすることができる業者もありますが、トイレの修理は緊急を要するケースが多いため、口頭で事情を説明しながらお互いやりとりするのが一番です。
電話で相談した場合、事情を説明した後に、修理にどれぐらいの費用がかかるかを聞きますが、この対応も業者によって様々。例えば「5万円でできます」と電話の時点で修理代金を言い切ってしまう業者は注意が必要です。今回のようなスマホを流してしまった場合、便器の奥で詰まっているのか、もしくは排水管まで流れて詰まっているのかで修理代金は大きく変わってきます。これはいくら私たちが口頭で説明しても、実際に点検してみないと分かりません。それにもかかわらず、電話で料金を言いきってしまう業者はとても危険です。実際に調査してみて、後から追加料金が発生する可能性もあるので、気を付けましょう。また「5,000円で修理できます」とあまりにも低料金でできる業者もたまにいますが、この場合も注意が必要です。
一番おすすめなのは、出張料と点検料が無料の業者です。点検まで無料で行い、具体的にどのような作業をしていくら費用が必要だということを案内して、了解が出たら作業に取り掛かりその修理代を支払うというかたち。もちろん、事前の点検段階でしっかり見積もりを行うので、追加で料金が発生する心配もないので、安心して作業をお願いすることができます。このような優良な水道業者は、そこまで数は多くありませんが、実際にいるのは確かです。自宅があるエリアに、どのような水道業者がいるのかをちゃんと調べてから相談するようにしましょう。
業者に依頼した場合の修理代はいくら
では、業者に修理をお願いした場合の費用の相場は一体、どれくらいなのでしょう。費用は、作業代、出張代、部品代の3つで構成されるケースが一般的です。便器の浅い部分で詰まっている場合は、作業代が7,000円前後、出張料が距離に応じて2,000円から4,000円ぐらいかかるので費用は10,000円前後になります。
便器の奥の方で詰まっている場合は、便器を一度、取り外さなければなりません。この場合は、作業代が12,000円から30,000円ぐらいに上がるので、総額で14,000円から34,000円ということになります。便器を取り外してスマホを取り出すことができればよいのですが、いくら引っ張っても取り出せない場合は便器を壊さなければならないことも。その場合は、新しい便器を購入しなければいけないので、便器代で60,000円から高いものだと30万円ぐらいの費用が別途、必要になります。
最も被害がひどい排水管まで流れてしまっている時は、トイレの壁を破壊して排水管ごと交換しなければならないので、更に大きな修理代が必要になってきます。
各家庭によって事情が違いますが、これらの金額を相場として知っておくと便利です。
まとめ
スマホを便器に落としてしまうとパニックになりがちですが、これらのことを参考にして万が一の場合は実践してみて下さい。
- おもちゃでトイレがつまった
- キッチンペーパーがトイレにつまった
- トイレにメガネを落とした
- 猫砂でトイレがつまった
- トイレにタオルを流した
- トイレにカイロがつまった
- トイレに生理用品がつまった
- トイレに大便(うんこ)がつまった
- トイレの水が逆流してきた
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