ビニール袋を使ったつまり解決法
緊急事態に自分でできる対処法をご紹介。業者に依頼しなければいけないケースも。
自分で直す ビニール袋活用法
トイレつまりを解消するためには、ラバーカップなどのさまざまなアイテムが活用できます。ラバーカップが自宅にない、またはラバーカップが使えないという時に便利に活用できるものがビニール袋です。
ビニール袋は便器全体を覆えるサイズの大きなもので、特別なものを用意する必要はありません。どの家庭にもあるビニール袋で十分トイレつまりを取り除くことができます。
ラバーカップの使い方が分からない時にも、大きなビニール袋が何枚かあればつまりを取り除くことができます。万が一に備えて、いつでも使えるようにトイレに常備しておくと良いでしょう。
つまりをビニール袋で取る・実践編
【ステップ1】床に新聞紙を敷いてバケツなどを用意する
ビニール袋を使ってトイレのつまりを解消する手順は至って簡単。トイレを広範囲に汚す心配も特にありません。
しかしトイレつまりを取り除く際に邪魔になってしまう可能性がありますので、床に敷くトイレマットや周辺の小物などはトイレの外に退避させておきましょう。
跳ねた水でトイレ周りが汚れないように、トイレマットの位置には新聞紙を敷いておきます。こちらもビニール袋と同様に、後で捨ててしまいます。
また、汚水が溢れ出てくる可能性があるため、バケツも用意しておきましょう。底から溢れてきた汚水をすくい取って捨てなければならない場合に使います。
【ステップ2】ビニール袋の中に手を入れてつまりを取る
ビニール袋を2枚重ねにします。ビニール袋に直接素手を入れると、袋が破れた際に手が汚れてしまいます。ゴム手袋などをしてビニール袋の中に入れます。
その中に手を入れて拳をつくります。その拳を袋ごとトイレの排水口に差し込み、スッポンと同じ要領で抜き差しを繰り返します。数回やってみて音がしたり、つまりが取れれば成功ということになります。
ビニール袋が薄手である場合、2枚でも破れてしまう可能性があります。その場合は3枚に重ねるなどしておくと安心です。
トイレつまりを取り除いたら、新品のビニール袋に濡れたビニール袋を丸めて入れて捨てましょう。
【ステップ3】水を流してトイレつまりの解消をチェック
つまりの原因が取り除かれた場合、底に溜まっていた汚水が溢れ出てくる可能性があります。その際はバケツで汚水をすくい取って捨てましょう。
トイレつまりが解消されたと分かれば、バケツから水を足したり、排水レバーの「小」でゆっくりと水を流してみて、きちんと流れるか確認をしてみてください。
ビニール袋の取り扱いについて
ビニール袋でつまりを取り除く際には、できるだけすき間ができないように排水口の奥まで拳を入れてみましょう。
手を痛めないように注意しつつ、すき間がないようにして抜き差しを行うのがポイントです。手が小さく、排水口と拳の間にすき間ができてしまう場合は、タオルなどを手に巻くなどして厚みをつくると効果的です。