トイレがボールペンで詰まった時の対処法
自分で解決 ボールペンを落とした時の処置法
トイレの中にうっかりものを落としたり、落としそうになってヒヤッとした経験はありませんか?スマホや時計と並んで落としやすいのが、ボールペンなどの小物類。先に気づけば拾うことが出来ますが、気づかずにそのまま流してしまうと便器の中で詰まり、水が流れなくなってしまいます。そんな時、どのようにすれば落としたボールペンを取り出せるのかをご紹介。ボールペンを落としてしまった時の参考にして下さい。
なぜボールペンを便器に落としてしまうのか
まず初めに、なぜ便器の中にボールペンを落としてしまうのでしょうか。トイレの中でボールペンを使って、文字を書くケースはそう多くはありません。理由は、最後にトイレの水を流す時に前傾姿勢になるからです。トイレのレバーが低い位置にあると、どうしても前傾姿勢になってしまいます。その時、シャツの胸ポケットにしまっておいたボールペンが落ちてしまうのです。マイナビウーマンが行ったアンケート【調査日時:2016年10月12日~10月13日、調査人数:386人(22歳~34歳の男女)】では、トイレの中に落としやすいものの中に、ハンカチや財布、名刺入れなどがランクインしていますが、これらのものも、ボールペンと同じく胸ポケットに入れているからだと考えられます。
※参照元:マイナビウーマン:https://woman.mynavi.jp/article/161022-281/
トイレに流して良いものとダメなもの
ボールペンは、細長くて軽いので、落としてしまっても水で流すことができるかも知れないとそのまま流してしまう人もいるかも知れませんが、これは絶対にやってはいけません。そもそも、トイレに流しても良いものは、水、トイレットペーパー、大便の3つだけ。それ以外のものは基本的に流すと詰まりの原因になります。
トイレットペーパーを切らしてしまった場合に代わりに、ティッシュペーパーを使うことがあるかも知れませんが、これもおすすめできません。トイレットペーパーは、短い繊維で編み込まれているため、水の中に入れるとサッと溶けますが、ティッシュペーパーは繊維が長いためなかなか溶けないようになっています。
また、ペットの大便をトイレに流すのもNGです。動物の大便には、毛が多く含まれています。便器は流すことができますが、排水管に引っかかるケースが多く、それがきっかけで色々なものが詰まる原因になるのです。ですので、ペットの大便はトイレに流さないようにしましょう。
この他だと、ウエットティッシュや赤ちゃんのおしりふき、トイレ用のペーパークリーナー、食べ残した食事や嘔吐物もトイレに流してしまいがちですが、詰まりの原因となるので流さないのがおすすめです。
ボールペンを落とした時にやってはいけない解消法
トイレを流している最中に、ボールペンを落として便器の奥に詰まらせてしまうとパニックになってしまいますが、慌ててはいけません。冷静な判断ができなくなり、うっかり間違った処置をしてしまうと被害が拡大してしまう可能性があります。ここでは、ボールペンを落としてしまった時にやってしまいがちな、間違った対処法を紹介していきます。
ラバーカップ(スッポン)の使用は間違い
ラバーカップは、詰まらせたものを空気や水の力を使って溶かすのを助けるための道具。ボールペンは、水に溶けないので効果はありません。ラバーカップを使うことによって、ひっかかりから外れ、無理やり流すことはできるかも知れませんが、便器の奥や排水管は曲線が多くまた別の場所でひっかかってしまうことが考えられます。もし排水管でボールペンがひっかかってしまうと、最悪の場合、トイレの壁を破壊し排水管を交換しなければならないことも。こうなると数十万円の修理代が必要になります。ですので、ラバーカップで無理やりボールペンを流さないようにしましょう。
水を流すのもNG
ラバーカップと同様に、大量の水を流してボールペンを流し切ってしまおうと考えるのも良くありません。ボールペンが便器に詰まっていると水も流れにくくなり、水を流そうとしても便器の中にどんどんたまっていってしまうケースも。そうなると最悪の場合、便器の上から水があふれ出してしまうことも考えられます。とにかくボールペンは、奥に流すのではなく、取り出すことを考えるようにするのが一番です。
事前に準備しておくと便利なもの
便器に詰まらせたボールペンを自分で取り出す時に準備しておくと便利なものは、マイナスドライバー、ゴム手袋の2つ。マイナスドライバーは、作業をしている最中、水が流れないようにするために止水栓を閉める時に使用します。
詰まりを解消する方法
ボールペン詰まらせた時の対応方法は、とてもシンプル。ゴム手袋を装着して便器の中に手を突っ込みます。探ってみて感触があるようだったら比較的、手前でひっかかっているので、取り出せるようだったら引っ張ってみましょう。無理やり引っ張ると便器を傷つけてしまうので慎重に行うのがポイントです。
もし、手でボールペンが見当たらない時は、奥の方まで入ってしまっている可能性が高くなります。こうなってしまうと素人が修理をするのはほぼ不可能なので、水道業者に相談するのがおすすめです。
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水道業者に依頼した場合の費用はいくら?
ボールペンなどの異物をトイレに詰まらせてしまった場合の修理代は、一体、どれくらい必要なのでしょうか。一般的な相場だと、軽微な詰まりだと10,000円から20,000円程度、便器を取り外さなければならない時は更に5,000円程度、上乗せされます。高圧洗浄機などの道具を使用しなければならないケースだと、一戸建てだと20,000円前後、マンションやお店の場合は、30,000円から50,000円ぐらいかかってきます。これに加えて、部品の交換などが必要になると更に追加料金が必要になるケースも。作業が終わると想定以上の金額を請求される可能性があるので、水道業者にお願いする時は、事前にしっかりと金額を確認し、追加料金が発生する可能性の有無なども聞いておきましょう。
まとめ
ボールペンのような、細くて軽いものでも処置を間違えてしまうと、被害が甚大になる可能性があります。汚れてしまったボールペンを触るのには抵抗がありますが、決して無理やりトイレに流そうとせず、きちんと取り出すのが一番の解決策です。もしも、トイレにボールペンを落とした時には、ここで紹介していることを実践してみて下さい。
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